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サイディングのメリット・デメリット解説!種類についても紹介2021.10.29

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みなさんは「サイディング」をご存じでしょうか?

サイディングとは、主に外壁に用いられる板状の材料のことです。サイディングは「価格が安い」「軽量」などメリットが多いので、近年では住宅の外壁の材料としてよく採用されています。

一方、デメリットも存在するため、施工後で後悔しないように双方を知っておいた方がよいでしょう。

この記事では、サイディングのメリット・デメリット・種類などについて分かりやすく解説します。ポイントを押さえておけば、サイディング外壁の施工を検討する際に役立つでしょう。

サイディングのメリット・デメリット解説!種類についても紹介

1. サイディング外壁とは?

「サイディング外壁」とは、「サイディング」と呼ばれるパネル状の材料を用いた外壁のことをいいます。あらかじめパネル状に形作られているため、貼り付けるだけで迅速に施工を行なうことが可能です。

サイディングの材料には金属や木などさまざまなものがあり、目的に応じて適切なタイプを選ぶ必要があります。商品の性質によって耐用年数に差がありますが、一般的な耐用年数は20~40年ほどです。

軽量かつ低価格なため、最近では多くの住宅に採用されています。今やほとんどの住宅でサイディングが使われているといっても過言ではありません。

タイプとしては、もっとも普及している窯業系をはじめ、アルミ系・金属系・木質系・モルタル系などがあります。

2. サイディング外壁のメリット

では、サイディング外壁のメリットをご紹介します。

➀デザイン性の高さ

特に窯業系サイディングは優れたデザイン性に定評があります。高いデザイン性に加え、カラーのバリエーションも豊富なため、自分が思い描く通りのものを選ぶことが可能です。

金属系はややデザインのバリエーションが狭くなりますが、近年では選べるデザインが豊富になり人気を呼んでいます。木質系は高価格ですが、独特の質感によって高級感を醸し出すのが特長です。

②コストを抑えられる

サイディングは低価格なため、コストを抑えたい時にうってつけです。ただし、木質系は高価なので注意しましょう。

➂短工期で施工可能

あらかじめパネル状に成型されているため、迅速な施工が可能です。パネルを組み合わせながら貼り付けていく作業はそれほど難易度が高くなく、工期も短くて済みます。

④防火性能が高い

防火性能が高いという利点もあります。特に窯業系と金属系が高い防火性能を持っており、多くの住宅で採用されています。
ただし、木質系は防火性能が低いので、気を付けてください。

3. サイディング外壁のデメリット

次にサイディング外壁のデメリットをご紹介します。

➀メンテナンス費用が多めにかかる

サイディング外壁は20~40年ほどの耐用年数がありますが、表面に塗装が施されているため定期的にメンテナンスを行なう必要があります。表面の塗装は10年で塗り替えが必要になるほか、塗装が劣化した場合は補修が必要なため、メンテナンス費用が多めにかかってしまいます。

②つなぎ目にシーリングが必要

サイディングはパネルを組み合わせて貼り付けていくため、つなぎ目ができます。つなぎ目があると、隙間を埋めるためにシーリングを施す必要があります。

つなぎ目やシーリングがどうしても気になるという方はモルタルなどの外壁材を選ぶとよいでしょう。また、つなぎ目が目立たないタイルの目地のようなデザインのサイディングもあります。

➂低い防水性能

防水性能が低いのも欠点の1つです。
防水機能を持たせるためにシーリングなどを行なう必要があります。

そうした措置を行なったとしても、どうしてもモルタルなど他の外壁材の防水性能には及びません。台風や水害などの多い地域には向かない場合もあるため、住宅の周辺環境に合わせた外壁材を選ぶことが大切です。

4. サイディングの種類

サイディングには主に
・窯業系
・金属系
・木質系
・樹脂系
の4タイプがあります。

それぞれの特長などをご紹介します。

4-1. 窯業系

窯業系サイディングは、陶磁器と似た製法で粘土やセメントなどを高温処理して作られています。耐久性や耐火性に優れており、防火基準が定められている地域でも安心して採用可能です。石やレンガなどさまざまな質感と手触りを出せるため、人気となっています。耐用年数は約30年で、約8年に1回のメンテナンスが必要です。

4-2. 金属系

金属系サイディングは、鉄・アルミ・ガルバリウムなどの金属で作られています。薄い金属板に断熱材を貼り付けたものであるため、軽量なのが特長です。断熱性・耐久性・耐震性などに優れており頑丈ですが、サビが生じると脆くなってしまうため、定期的なサビ取りが欠かせません。サビが気になる場合は、アルミなどのサビに強い材料を選ぶとよいでしょう。

4-3. 木質系

木質系サイディングは文字通り木製で、木造建築に用いられている木板とほぼ同じと考えてよいでしょう。高級感を醸し出せるので、質感にこだわりがある方にぴったりです。ただ、耐火性が低く経年劣化で傷みやすいという欠点があります。耐用年数に関しては、傷んだ部分ごとに修復が必要になりますが、1度に行なう大掛かりなメンテナンスは必要ありません。

4-4. 樹脂系

樹脂系サイディングは、塩化ビニールなどの樹脂で作られています。軽量な上に強度があり、色が付いた樹脂で作られているため色落ちの心配がありません。また、シーリング材を使わないため、メンテナンスの回数が少なくて済みます。ただし、日光に弱く、長い間使い続けると硬化して脆くなるのが欠点です。効果を防止するには、遮熱塗料など紫外線に強い塗料を塗る必要があります。

耐用年数は20年ほどですが、環境次第では劣化が早まる場合があるため硬化してないかを定期的にチェックすることが大切です。

5. まとめ

以上サイディングについてご紹介しました。1口にサイディングといっても、さまざまなタイプがあるため、それぞれの性質をよく見極めた上で住環境に適したものを採用することが大切です。

もし外壁塗装のことでお悩みの方がいらっしゃいましたら当社にぜひご相談ください。

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