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外壁を濃い色にする7つのデメリットと成功させるポイント4つを解説!2021.11.30

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住宅の外壁を塗装する塗料は淡い色が人気ですが、濃い色で塗装したい方もいると思います。しかし、濃い色での外壁塗装はちょっとした冒険になるため、デメリットが気になりますよね。「こんなはずではなかった」と後で後悔しないためには、あらかじめどんなデメリットがあるのかを知っておくことが大切です。

この記事では、濃い色で外壁を塗るデメリットや濃い色での外壁塗装を成功させるためのポイントについて分かりやすく解説します。これからご紹介するポイントを踏まえると、グッと成功に近づきますよ。

外壁を濃い色にする7つのデメリットと成功させるポイント4つを解説!

外壁に濃い色を使う7つのデメリット

外壁を濃い色の塗料で塗装する主なデメリットを7つご紹介します。
濃い色での外壁塗装を検討する際は、後で後悔しないように、あらかじめデメリットを理解しておくことが大切です。

色あせをしやすい

外壁塗装の経年劣化は避けられませんが、原色に近い色や濃く鮮やかな色は特に色あせしやすい傾向があります。
具体的には以下のような色が色あせしやすいです。
・原色に近い赤色
・原色に近い緑色
・鮮やかな黄色
・鮮やかな紫色

明るい色や鮮やかな色ほど色あせが目立つため、注意してください。
ただし、以下の色は例外的に色あせしにくいのが特長です。
・紫外線を跳ね返す性質がある青色
・太陽光線を吸収しにくい白
・色の原子が太陽光で分解されにくい黒色

劣化が目立つ

外壁塗装は、常時風雨や紫外線にさらされているため、時間の経過とともに劣化していきます。
劣化は色あせ以外にも以下のようなものがあります。
・塗装がはがれる
・チョーキング現象が起こる

チョーキング現象とは、塗料が雨や紫外線で分解されて、白い粉状になって表面に現れる現象をいいます。こうした現象は濃い色で塗装した場合ほど目立ちやすいのです。

汚れが目立ちやすい

外壁につく汚れは、薄茶色・ベージュ・灰色など薄い色や中間色のものがほとんどです。外壁が淡い色であれば、こういった汚れを極力目立たなくすることが可能ですが、外壁が原色の濃い色だとコントラストで目立ちやすいのです。

景観への悪影響

一般的な住宅では、ベージュや白といった淡い色の外壁が多いため、あまりに濃い色で外壁塗装を行なうと、悪目立ちしてしまう恐れがあります。色の主張が強すぎると、周囲の住宅の外壁の色と調和せず、景観に悪影響を及ぼす危険があるのです。最悪の場合、苦情が寄せられる可能性もあるため、色の選択では周辺環境にも配慮することが大切です。

他の色との組み合わせが難しい

外壁の色は三色までがよいとされています。屋根やサッシの色を考慮しつつ、どんな色の組み合わせがベストなのかを慎重に考える必要があります。濃い色は他の色との組み合わせが難しいため、注意が必要です。例えば、「青は白や黒とは相性がよくて、茶色とは相性が悪い」など、原色の濃い色は合う色の組み合わせが限定されています。

飽きやすい

ベージュなどの優しく淡い色が多くの住宅の外壁に採用されている理由のひとつとして、「飽きがきにくい色だから」ということが挙げられます。
それとは逆に、原色の濃い色は、どうしても早く飽きられてしまう傾向があります。

一般的には外壁の塗り替えは10年に1度ほどです。一度塗ってしまうと、長い期間にわたってそのままであるため、外壁塗装の際には長期的視野を持って、「飽きがきにくい色」を選ぶことが重要です。

高価である

塗料は、白の塗料に顔料(色がついた粉)を混ぜて作られています。顔料は高価なため、多くの顔料が含まれているほど値段が高くなります。
ベージュなどの淡い色は含まれる顔料が少ない分安価ですが、原色の赤や緑といった濃い色の塗料には顔料が多く含まれているため、値段が高くなるのです。

濃い色での外壁塗装を成功させる4つのポイント

濃い色で外壁塗装を行う場合、いくつかのポイントがあります。
ここでは、成功させるための4つのポイントをご紹介します。

板見本で色を確認する

色を選ぶ際には、板見本で事前に色を確認することが大切です。イメージ通りの外壁にできるか否かは、最初の色選びにかかるといっても過言ではありません。
塗装が完成したお住いのイメージを思い描きつつ、慎重に色を選びます。板見本は室内だけでなく、野外でも確認してみましょう。野外での確認では、板見本を壁に立てて、3mほど離れたところから見るのがポイントです。

サッシの色を工夫する

サッシ(窓枠)の色は、外壁塗装をする上で重要なポイントです。サッシの色と外壁の色を合わせることで、住宅全体の印象が決まってくるためです。例えば、濃い色で外壁をオシャレな仕上がりにするには、サッシの色が白であることが条件になります。サッシの色が白だと、外壁を濃い色にしてもメリハリが利くため、全体的に非常に明るく、上品な雰囲気になります。

外壁のつや消し

塗料には「つやあり」と「つやなし」の2種類があります。一般的な塗料は「つやあり」が多いですが、濃い色で外壁を塗る場合は「つやなし」タイプがおすすめです。
「つやあり」タイプの濃い色の塗料で塗装すると、ピカピカなつや感がでて全体的に安っぽい印象になってしまうからです。
ただし「つやなし」タイプは、「つやあり」タイプよりも耐久年数が短い欠点があるため、注意してください。

軒裏天井を明るめの色にする

軒裏天井の色も結構重要なポイントです。軒裏天井は常に陰ができるため、どうしても外壁の色より暗く見えてしまいます。そこで、軒裏天井を明るめの色にすると、外壁の色とバランスが取れて、全体としてちょうどよい仕上がりになります。

まとめ

以上、外壁を濃い色で塗装するデメリットや濃い色での外壁塗装を成功させるポイントについて解説いたしました。濃い色の塗料で外壁塗装をする際には、デメリットをよく知った上で、周囲とのバランスを考えて慎重に色を選ぶことが大切です。

もし濃い色での外壁塗装を検討中の方がいらっしゃいましたら「株式会社ユニオン」にぜひご相談ください。

→クレヨンの外壁塗装についてはこちら

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