お役立ちコラム

剥離剤とは?成分や使い方の注意点について解説2022.03.30

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古くなった塗料や樹脂を落とすのに必要な「剥離剤」。
手作業で付着した物質を落とすのとは違い、剥離剤を使うことで作業が簡単になるため、建設現場を始めとしたさまざまな場所で活躍します。
作業効率を高める剥離剤ですが、種類によって有害物質を含むタイプもあるので、取り扱いに注意が必要です。
今回は、剥離剤とはどんなものなのか、配合成分や使い方、使用時の注意点などについて詳しく紹介します。

剥離剤とは?成分や使い方の注意点について解説

剥離剤とは?

剥離剤とは、古くなった塗装や塗膜・樹脂・粘着剤などを剥がすための薬剤です。
よく、タンスに貼ったシールをキレイに剥がすために使われたり、自動車の補修塗装で使われたりしています。
生活の中でいえば、剥離剤は食器洗い用洗剤のような役割。
日常面でも、たくさんの活躍の場がある身近な製品でもあります。

塗装に剥離剤は必需品!

剥離剤は、外壁塗装にとって必要不可欠なアイテムです。
外壁を塗装する時に古い塗膜をしっかり剥がしておかないと、新しい塗装面がすぐ剥がれたり、ひび割れやボコボコと気泡が発生したりと、耐久性を低くします。
古い塗膜を剥がすために、高圧洗浄機を使うケースが多いのですが、剥離剤を利用すると物理的に落とせない塗装面もキレイにできます。

剥離剤の成分と種類別の特徴

剥離剤の成分は製品よって配合物が違い、溶剤や蒸発抑制剤・増粘剤・界面活性剤など、さまざまな化学物質で構成されています。

また、剥離剤は1種類だけではなく、用途に合わせて4種類のタイプがあります。
それぞれ特徴や使う場所が違うので、利用前にチェックしておきましょう。

塩素系(ジクロロメタン系)

塩素系(ジクロロメタン系)は、塗膜などの物質を溶かす強力性の高い有機化合物「ジクロロメタン」を配合した剥離剤です。
アルコールやガソリンなどに分類され、人体に悪影響を与えることから、取り扱いには十分な準備と注意が必要です。

非塩素系(アルコール)

非塩素系(アルコール)は、ジクロロメタンを使わず、アルコールを主成分にした剥離剤です。
塗膜や樹脂などを強力な力で溶かすのではなく、柔らかくして溶かすため、塩素系に比べると環境に優しいのが特徴的です。
ただし、剥離剤の中でも作用は強力なので、プラスチックやゴム製品など化学物質で溶けやすい製品へ使う時は注意しましょう。

水溶液系(アルカリ系)

水溶液系(アルカリ系)は、強アルカリ系を含んだ水溶液の剥離剤です。
環境への安全性が高く、一部を除き消防法の規制から外れるため、取り扱いやすい剥離剤のひとつです。
ただし、サビが発生しやすいため、アルミニウムなどの軽金属へ使用するのは避けた方がいいでしょう。

酸系

酸系は、ph0~3の無機酸や有機酸を配合した水溶液タイプの剥離剤です。
酸性タイプの剥離剤は、鉄の内部まで浸透しサビや腐食の原因を引き起こす可能性があるため、耐酸性のものへ使用してください。
また、剥離剤を塗布する刷毛は耐酸性タイプ、容器はポリエチレン製など酸に強い製品を使いましょう。

剥離剤の使い方は?

剥離剤はスプレータイプや液体タイプがあり、使う場所や目的によって使い分けが必要です。
例えば、外壁塗装など塗膜を剥がしたい場所が広い時は、広範囲に剥離剤を塗布できるスプレータイプがおすすめです。
逆に金属部分に付着した樹脂を取りたい時は、刷毛を使って塗布する液体タイプが便利です。
液体タイプは塗布するまで時間がかかりますが、他の箇所に成分が塗布しない細かい場所に適しています。
剥離剤のタイプに関わらず、どちらも塗布して一定時間になると塗膜が柔らかくなるため、スクレーパーやケレン棒などを使って落とすと、キレイに仕上がりますよ。

剥離剤を使う時の注意点

剥離剤を使う時は、必ず次のポイントに気をつけてください。
間違った使い方をすると、頭痛や吐き気といった人体に影響を与える可能性もあり、大変危険です。

防護マスクと手袋をする

ジクロロメタンなどの成分は、人体にとって有害な成分のため、剥離剤を使う時は必ず防護マスクと手袋を着用しましょう。
どの剥離剤が危険なのかわからない場合は、念のためマスクと手袋を着用した方が安全です。
直接手で触れたり吸引したりすると、皮膚粘膜がただれたり刺激を受けたりするので十分気をつけてください。

換気対策をする

室内で剥離剤を使う時は、必ず窓を開けて換気しましょう。
剥離剤の多くは鼻に刺激を与えるような臭いがあり、長時間の作業は臭いによって頭痛を引き起こす可能性があります。
また臭いの強い剥離剤を外壁塗装で使う時は、近所への挨拶も大切です。
近隣まで臭いが届かないにしても、一般的なマナーとして挨拶しておくと、今後の生活でもトラブルなく過ごせます。

天候を考えて使う

剥離剤によっては、気温や湿度などで十分な効果が発揮されない可能性があります。
例えば、気温の低い日は剥離剤の浸透率が悪い傾向があり、気温の高い日は成分が蒸発して塗膜の剥離率が弱まります。
効率よく剥離剤を使うためにも、気温や湿度・天候などを見極めながら使うのがポイントです。

まとめ|剥離剤は使用箇所に合わせて選ぼう

剥離剤は種類によって特徴が違うため、使用用途に合わせて選ぶ必要があります。
また、有害物質を含む剥離剤もあるので、取り扱いには十分気をつけましょう。
剥離剤の使い方や選び方で悩んだ時は、プロの専門業者へ相談することをおすすめします。

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