お役立ちコラム

雨戸の塗装はしなくてもいい?塗り替えのタイミングや費用は?2021.06.03

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住宅のメンテナンスで忘れがちなのが「雨戸塗装」です。塗装といえば外壁や屋根が一般的ですが、雨戸も築年数とともに劣化するため、定期的なお手入れが必要です。雨戸の塗装はあまり身近ではないため、塗り替えのタイミングや費用などわからない人も多いでしょう。雨戸塗装をする時期がわからない人のために、塗装をする必要性や費用、塗料の選び方など、詳しく紹介します。

雨戸の塗装はしなくてもいい?

雨戸の塗装は外壁や屋根と同じく必要不可欠です。雨戸の役割といえば、室内に雨や風に入り込むのを防ぐ、風や強風による窓ガラスの破損を防止する目的というのが一般的です。
実は、それ以外にも雨戸には重要な役割があります。

  • 窓ガラスからの冷気防止
  • 空き巣や泥棒の被害から守る

 

雨戸を閉めることで、自然災害から窓を守るだけではなく、防犯対策にもつながります。
外壁や屋根と同じく、雨戸も築年数とともにサビや塗料の剥がれ、木材の腐食など劣化するので、定期的な塗装が必要なのです。

 

雨戸塗装ができない材質と種類

雨戸はさまざまな形があり、種類によって塗装ができない可能性があります。
雨戸塗装をする前に、できない材質と種類を確認しておきましょう。

雨戸の種類 雨戸の特徴 雨戸塗装の有無
引き戸 引窓のように左右から雨戸を閉める  できる
ルーバー ブラインドのように羽根の角度を調節 できない
アコーディオン 雨戸が半分に折れ、両開きで開口 できない
シャッター 上下で開口するシャッタータイプ できない


基本的に雨戸の塗装ができるタイプは「引き戸」のみです。
可動式の雨戸を塗装すると、可動部分に塗料が付着し開閉できない可能性があるので気をつけましょう。
また、雨戸の材質がアルミ製の場合、専用の塗料で塗装しなくてはいけません。金属製や木製以外の雨戸の材質が使われている時は、自分で雨戸塗装するのではなく、業者に依頼した方が安心です。

 

雨戸の塗装をするタイミングは?

雨戸塗装をするタイミングは、一般的に5年~10年が目安です。
塗料の耐用年数によって塗り替えの時期は大きく異なりますが、次のような劣化が見られる時は早めに塗装した方がいいでしょう。

  • サビ(一部のサビも含む)
  • チョーキング現象(雨戸表面に白い粉がある)
  • 木材の腐食

 

雨戸の劣化を放置しておくと、塗装だけでは手に負えず、すべて交換となると費用も高くなります。
塗装することで防水性が高くなるため、定期的にメンテナンスをしましょう。

 

雨戸の塗装費用はどれくらい?

雨戸塗装の費用目安は「1,500円/㎡」です。1枚あたり平均3,000円ですが、雨戸の大きさや材質、選ぶ塗料の単価によって費用が変わってきます。
また、2階以上の雨戸であれば高所作業に伴う足場代が発生する可能性があります。雨戸塗装は塗料だけではなく、すべてを含めた費用を確認しましょう。

 

雨戸塗装の塗料と色の選び方

雨戸塗装の塗料は、水性より油性がおすすめです。費用面で見ると水性塗料の方が安いのですが、塗りムラや雨戸への密着性の弱さなどデメリットが多いので、油性塗料が最適です。
また、塗料の種類は特徴や耐用年数のバランスがいい「ウレタン塗料」「シリコン塗料」が選ばれています。2つの塗料は、密着性に優れており塗膜が柔らかいため、金属や木材など雨戸の材質問わず相性が良いです。


雨戸塗装の色は、外壁に合わせて選ぶと失敗しません。雨戸は雨やホコリなど汚れが目立ちやすいので、黒や白よりブラウンやグレーなどがおすすめです。

 

雨戸塗装はDIYがおすすめ?

雨戸塗装はDIYでもできますが、次のような理由からおすすめしません。
雨戸の材質や形状の種類によって、塗装すると雨戸の取り替えが必要になるので気をつけましょう。

 

雨戸塗装はケレン作業が必要

雨戸塗装の仕上がりを左右するのが「ケレン作業」です。
ケレンとは、雨戸に塗料が密着するように、ディスクサンダーやサンドペーパーを使ってサビや汚れを落とす作業です。
劣化した雨戸を下処理せず塗装すると、塗料をキレイに塗布できません。密着性の弱さはもちろん、塗りムラの激しい雨戸へと仕上げてしまうので、ケレンは重要な作業です。

 

ローラーで雨戸塗装は失敗しやすい

雨戸の塗装はローラーや刷毛を使っておこないますが、DIYは厚塗りやローラー跡が目立ちやすいので注意が必要です。
雨戸は外部から目立ちやすく、塗装の仕上がりによって印象の悪い住宅を作ってしまいます。塗装の仕方によって、ツヤと輝きも違ってくるので塗装経験のない人が雨戸塗装をDIYするのはおすすめしません。

 

雨戸塗装が終わるまで時間がかかる

雨戸塗装が終わるまでの時間は約2日です。
塗装は1回塗って終わりではなく、工程をしっかり守らなければ、早い段階で雨戸が劣化します。
雨戸塗装は、次のような流れでおこないます。

  1. ケレン作業
  2. 養生
  3. 下塗り(サビ止め)
  4.  1回目の上塗り
  5.  2回目の上塗り
  6. 養生の撤去

 

雨戸塗装は3回塗りが基本のため、塗料が乾燥するまで時間がかかります。
また、雨戸塗装は天候に左右されやすい作業のため、塗装する時期や湿度を見極めなくてはいけません。湿度が高いと塗料の乾きが悪く、乾燥中に雨にあたると剥がれや塗りムラが出てしまうので、注意が必要です。

 

まとめ|雨戸塗装は業者に依頼した方が安心

雨戸の塗装をすることで、雨風を防ぐだけではなく、お手入れの行き届いた家として防犯対策にもつながります。
雨戸塗装のDIYは経験と知識が必要な作業のため、耐久性や仕上がりに満足できる業者にお任せした方が安心でしょう。

 

雨戸塗装のことは塗装工事の専門店、クレヨンにお任せください。

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