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光触媒塗装のメリットは?デメリットはない?2021.06.10

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外壁塗装をするなら、費用面だけではなく耐久性や機能性のバランスが良い塗料を選びたい人も多いでしょう。光触媒塗装は、外壁の汚れが目立ちにくく、こまめなお手入れ不要という特徴で注目を集めています。これから外壁塗装を考えている人のために、光触媒塗装の特徴やメリット・デメリットを詳しく紹介します。

光触媒塗装とは?

光触媒塗装は、原料に酸化チタンを配合した塗料です。外壁塗装の塗料で人気の「ウレタン塗料」や「フッ素塗料」と違い、紫外線を受けることで汚れを分解する働きがあります。
日光が当たらなくても、紫外線が当たる環境であれば効果を発揮するため、次世代型塗料と呼ばれています。

 

光触媒塗装を販売しているメーカーは?

塗料メーカー「TOTO」の光触媒塗装をする場合、講習を受けた職人(認定店)のみ施工が可能でしたが、廃止により認定店問わず塗装が可能になりました。
現在、光触媒塗装の塗料を販売しているメーカーは次の5社です。

光触媒塗装の塗料を販売しているメーカー
  • 日本特殊塗料
  • ピアレックス
  • ニュートラル
  • SICコーティングス
  • OPTIMUS


外壁塗装の塗料メーカーといえば、日本ペイントやエスケー化研が多いのですが、大手メーカーは光触媒塗装の塗料を販売していません。
販売メーカーによって、塗料の特徴や機能性が異なるので、しっかり比較して選びましょう。

 

光触媒塗装の価格はどれくらい?

光触媒塗装の価格は、塗料の種類や坪数によって異なります。価格相場は「3,800~5,500円/㎡」です。
例えば、30坪の一戸建て住宅を光触媒塗装した場合、価格は約130万円です。
外壁塗装は、塗料の他に足場代・高圧洗浄・養生など諸費用がプラスされるため、総費用と予算の見極めが大切です。

 

外壁塗装で光触媒するメリット

光触媒による外壁塗装は、他の塗料にはないメリットがたくさんあります。

 

セルフクリーニング機能がある

光触媒塗装に含まれる酸化チタンは、紫外線を受けることで活性酸素が発生し、外壁に付着した汚れを分解します。
雨が降ると、分解されて浮き出た汚れを、超親水性性質の塗膜により洗い流すセルフクリーニング効果を発揮します。
外壁は排気ガスや換気扇から出た油汚れ、煙など油性の汚れが付着しやすいのですが、セルフクリーニング機能によって黒ずみやシミはほとんど目立ちません。

 

耐用年数が長い

光触媒塗装は、外壁塗料の中で耐用年数が「10年~20年」と最も長いのが特徴的です。
外壁塗装で人気のシリコン塗料と比較すると、約2倍長持ちするため、長い目で見るとコスト面でメリットが大きいでしょう。

 

防カビ、防藻効果がある

日当たりの悪い一戸建て住宅は、北側だけ外壁にカビが生えるケースは珍しくありません。
光触媒塗装は排気ガスやホコリだけではなく、カビや藻も化学反応によって分解する働きがあります。
光触媒塗装は防カビ・防藻の効果が高いため、お手入れが大変な一部の外壁だけ塗装するのもおすすめです。

 

外壁塗装で光触媒するデメリット

光触媒塗装はメリットが目立ちますが、外壁塗装をする前にデメリットも確認しておきましょう。

 

光触媒は塗装方法が難しい

光触媒の塗装方法は「下塗り→中塗り→上塗り→光触媒塗装」の流れでおこないます。
外壁塗装はローラーで施工するケースが多いのですが、光触媒は厚塗りするとムラが出やすいため、吹き付けの方が仕上がりはキレイです。
一般的な外壁塗装に比べ施工が難しく、手間がかかり職人の技術力がわかりやすい塗装方法なので業者の選び方も重要です。

 

光触媒の塗装後の塗り替えに注意

光触媒塗装は、専用の下塗り材を使わなければいけません。
他の塗料と同じ下塗り材を使うと、すぐ剥がれてしまうので施工時に確認が必要です。

光触媒で塗装後の塗り替えは、まったく同じ塗料でなくても問題ありません。
ただし、専用の下塗り材を使う必要があります。

また、光触媒塗装を塗り替えると密着性が弱くなるため、高圧洗浄や塗料に適した下塗り材を使う必要があります。
光触媒塗装の塗り替えをする際は、直前にどんな塗料を使っていたのかを業者へ伝えましょう。

 

サビや泥汚れは防げない

光触媒塗装は、残念ながら無機物の汚れは防げません。
無機物とは、サビ・泥(土)・エフロレッセンス(白華現象)などの汚れです。窒素化合物や硫黄化合物が含まれていないため、化学反応による分解は難しいです。

業者の中には「お手入れ不要で、汚れを化学反応で落とす」「塗り替えの時期が長いのでおすすめ」など、デメリットの部分を伝えないケースがあります。
光触媒塗装をする際は、デメリットもしっかり伝えてくれる業者を選ぶと後悔しません。

 

カラーバリエーションが少ない

他の外壁塗料に比べ、光触媒はカラーバリエーションが少ないのが大きなデメリットです。
主成分である酸化チタンは白色顔料に含まれるため、濃い色の塗料が選べません。
塗料の種類はマット系が多いため、光沢のある外壁塗装を求める人にとって物足りなさを感じるでしょう。

 

まとめ|光触媒の塗装は実績ある業者へ

光触媒塗装は、セルフクリーニングや防カビ・防藻など、さまざまな効果があります。
外観だけではなく機能性に優れたメリットがある一方、職人の技術力で仕上がりが変わったり無機物の汚れは効果がなかったりとデメリットもあります。
光触媒塗装で後悔しないためにも、塗料のメリットとデメリットをしっかり把握し、実績のある業者へお任せしましょう。

 

クレヨンは外壁塗装・屋根塗装の専門店です。
お客様のご要望に合わせたご提案をさせていただきますので、塗装工事でお悩みの方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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