お役立ちコラム

破風板の塗装は必要?自分でやるリスクはある?2021.06.12

column

「破風板の塗装は必要なのか?」「DIYで簡単にできるのでは?」など、破風板の塗装を業者に依頼するべきか悩んでいませんか?
そもそも、屋根や外壁と違い、破風板の役割をよくわからない人も多いでしょう。破風板の塗装で失敗しないために、破風板の必要性や自分でできるのか、業者へ依頼した際の費用などについて、詳しく紹介します。

破風板の塗装が必要な理由とは?

破風板(はふいた)は、屋根と壁をつなぐ部材で、住宅にとって非常に重要な役割があります。

破風板の役割
  • 雨水や風の侵入を防ぐ
  • 太陽光から住宅を守る
  • 火災時に火の広がりを抑える


破風板は、上や横からの雨風の影響を受けやすく、住宅の部材の中でも塗装の剥がれや劣化スピードが早い傾向があります。
劣化を放置しておくと、室内に雨風が入り込んだり、防火性能が失われて一気に延焼したりと、生活面での影響が大きいので早めのメンテナンスが必要です。

 

破風板の塗装手順と補修方法

破風板の塗装手順は、次のような流れでおこないます。

  1. ケレン作業(破風板の表面を平らに削る)
  2. コーキング作業(板のつなぎ目の隙間を埋める)
  3. 高圧洗浄(破風板の汚れを取り除く)
  4. 塗装(下塗り含め3回塗装)


大きな流れは4項目ですが、窓や外壁に塗料が付着しないように養生したり、高所作業なので足場を組んだり、塗装するにはさまざまな工程があります。また、破風板は塗装だけで終わるケースと、部材の交換が必要な補修工事があります。
破風板の状態によって、どのような補修方法が必要なのかは、次の表を参考にしてください。

破風板の傷みのレベル 破風板の状態 補修方法
軽度

・塗装が部分的に剥がれている
・部材のダメージはない

・ケレン作業後、塗装
中度 ・塗装剥がれが進行している
(塗装剥がれが大きい)
・部材のダメージは少ない
・ケレン作業後、塗装
・破風板を板金で覆う
重度 ・塗装が完全に剥がれている
・部材のダメージが大きい
・破風板を交換
(部分的な交換、または全体を交換)


破風板は屋根や外壁と同じく、定期的なメンテナンスが必要です。
破風板の塗装する時期の目安は、材質によって大きく異なります。

破風板の材質 塗装時期の目安
木材系 約3年
金属系(ガルバリウム鋼板、トタンなど) 約6年
窯業系(セメントなど) 約10年

 さびにくいことで人気のガルバリウム鋼板ですが、台風や海風、太陽光の影響によって早めのお手入れが必要な住宅もあります。
破風板の塗装剥がれやサビなど、気になる部分を見つけた時は、大掛かりな工事にならないように早めに業者へ相談しましょう。

 

破風板の塗装は塗料選びが重要

破風板の塗装は、塗料の選び方で次回の塗り替え時期や劣化スピードが変わります。
住宅の部材の中であまり目立たない場所ですが、屋根や外壁のように雨風の影響を受けやすいので、費用の安い塗料を基準に選ぶのは避けましょう。
破風板の材質別に、塗料選びのポイントを確認してください。

破風板の材質  おすすめの塗料
木材系 ・浸透性の高い塗料
・防カビや防虫材などの有効成分を配合
・耐候性の高い塗料
・塗膜を作らない
金属系 ・トタンの破風板は専用塗料
・鉄部専用下塗り材
窯業系 ・防水性の高い塗料
・水性塗料も可能

破風板の塗料は、部材の材質に合わせて選ぶと耐久性が高まります。
また、破風板の塗装は色によって外観の印象が大きく変わります。
屋根や外壁塗装も一緒にするのであれば、同系色を選ぶのがベストです。
破風板のみ塗装するのであれば、現状の色と同じ、または近い色の塗料を選ぶと外観のバランスが崩れませんよ。

 

破風板の塗装費用はどれくらい?

破風板の塗装費用は、「1,000円~14,000円/㎡」と選ぶ塗料によって変わります。
業者へ破風板の塗装を依頼すると、塗装面積で計算するのが一般的のため、予算が限られているのであれば費用の安い塗料を選ばなくてはいけません。
ただし、塗料の費用面だけで決めてしまうと、耐水性や耐火性、密着性が弱く、せっかく塗装したのにすぐ剥がれてしまう可能性もあるでしょう。
また、破風板の塗装は高所作業のため、足場架設を必要とするケースが多いです。
足場架設も請求額に含まれるので、塗装するなら破風板だけではなく屋根や外壁も一緒に依頼した方がお得です。

 

破風板の塗装は自分でできる?

足場架設やはしごの必要のない破風板を塗装する場合、業者へ依頼するより自分で施工した方が費用を抑えられるように感じます。
しかし、破風板の材質や劣化状況によって、選ぶ塗料や施工が変わってくるのでDIYによる塗装はおすすめしません。
塗装工事を見ると自分で簡単にできるように思えますが、実際は「塗料を塗る」だけではなく、いくつもの作業項目があります。
手順に沿って塗装しなければ、塗料がすぐ剥がれたりキレイに塗ったのにボロボロになったりと、外観にも影響するので気をつけましょう。

 

まとめ|破風板は最適な方法で塗装しよう

破風板の塗り替えの目安は平均6年。定期的なメンテナンスが必要です。
塗装の剥がれが進行すると、雨漏りや隙間風などの被害だけではなく、破風板の交換工事をしなくてはいけません。
放置するほど大きな施工が必要なので、早めの対処が必要です。
破風板部材の材質に合わせた塗装が必要なので、実績のある業者へ相談して最適な方法でお手入れをしましょう。


「クレヨン」は外壁塗装・屋根塗装の専門店です。
お客様のご要望に合わせたご提案をさせていただきますので、塗装工事でお悩みの方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。


→クレヨンの外壁塗装についてはこちら

 

  • 外壁塗装

  • 屋根工事

絶対に損はさせません!後悔しないためにも他社と見積りを比較してください!

pagetop