お役立ちコラム

屋根塗装は必要性が高い?おすすめの色や塗料は?2021.06.15

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屋根の塗装について「お金をかけてまでメンテナンスするものなの?」と疑問に思う人も多いでしょう。屋根塗装は決して安くはないため、コストと手間から後回しにがちですが、放置していると屋根材の交換やリフォームなど、大掛かりな工事が必要です。メンテナンス費用を最小限に抑えるためにも、屋根塗装の必要性や費用、塗料の選び方などについて解説します。

屋根塗装はなぜ必要なの?

雨風や紫外線から家を守ってくれる屋根は、定期的なメンテナンスが必要です。
塗装は屋根の色や外観だけを美しく見せる以外に、次のような効果があります。

 

屋根塗装の効果
  • サビ防止
  • 遮熱性や遮断性
  • 防水性
  • 防カビ、防藻
  • セルフクリーニング
  • 雪滑りをよくする(積雪地帯)

屋根塗装は、雨や熱エネルギーなどの影響から守る働きと、太陽光を反射させ室内の温度を快適に保つなど機能性の2つの役割があります。
ただし、屋根の種類によって、塗装だけではなく補修が必要なケースがあります。例えば、日本瓦や和瓦の粘土瓦にヒビ割れや崩れがあった場合、漆喰で補修が必要です。
ストレート屋根や金属屋根と違い、瓦屋根は専門的な知識と技術が必要になるため、塗装業者に依頼する際は補修範囲をしっかり確認しましょう。

 

屋根塗装の塗り替え時期は?

新築の屋根塗装は「10年に1回」、一度塗装した場合は「3年~25年に1回」が目安です。
塗装の塗り替え時期は、選ぶ塗料や住宅の環境によって大きく変わります。
屋根塗装の時期はあくまで目安なので、次のような劣化サインがある時は早めに施工しましょう。

  • 塗装の色褪せ
  • 屋根が浮いている
  • ヒビ割れや塗装剥がれ
  • カビやコケが生えている
  • サビ(部分的なサビを含む)
  • チョーキング(屋根表面に白い粉)

劣化サインは、塗装の保護機能が低下している証拠です。
放置しておくと劣化はどんどん進行し、塗装だけでは対処できないので気をつけましょう。

 

屋根塗装の単価相場と耐用年数はどれくらい?

費用が気になる屋根塗装ですが、多くの業者は塗料別の単価を塗装面積で計算するため、必ずしも高額とは限りません。
塗料別の単価目安と耐用年数は、次の表を参考にしてください。

塗料の種類 単価相場 耐用年数
アクリル塗料  1,000~1,800円/㎡ 3年~8年
ウレタン塗料 1,700~2,500円/㎡ 5年~10年
シリコン塗料 2,300~3,500円/㎡ 7年~15年
フッ素塗料 3,500~4,800円/㎡ 12年~20年
ラジカル塗料 2,000~4,000円/㎡ 8年~16年
遮断・遮熱塗料
(セラミック塗料)
2,300~14,000円/㎡ 10年~20年
無機塗料 3,500~5,500円/㎡ 10年~25年

例えば、約30坪の屋根塗装をした場合、費用は約40万~85万円です。
屋根塗装は、塗料以外に屋根材をつなぐ棟板金の浮きや釘が抜けている時は補修工事が必要です。
また、屋根塗装を安全にするために足場やはしごの諸費用なども発生します。
屋根塗装は塗料の単価相場と耐用年数のバランスが良いものを選ぶことで、コストダウンできます。

 

屋根塗装におすすめの塗料と色は?

屋根塗装は塗料の種類が多く、それぞれ機能性や費用が違います。
一昔前までは費用の安いウレタン塗料が人気でしたが、現在はコストパフォーマンスの良さから「シリコン塗料」や「フッ素塗料」の利用率が高いです。どちらも外壁塗装でも人気の塗料で、屋根塗装に必要な機能性と施工のしやすさなど、たくさんのメリットがあります。
屋根は強い日差しや雨を受ける部材なので、耐熱性と耐水性に優れた塗料を選ぶのがおすすめです。

 

屋根塗装でおすすめの色は?

屋根塗装で人気の色は、「ブラック、ブラウン、グレー、グリーン」などです。
深みのある色は、重みのあるイメージに感じますが、ブラックやブラウン系はどの住宅のスタイルにも合わせやすいのが特徴的です。
外壁塗装でカラーチェンジしても失敗しませんよ。

 

屋根塗装の工程と完了までの日数は?

屋根塗装はいくつもの工程が必要です。

 

屋根塗装の流れ
  • 近隣住宅への挨拶と塗装準備
  • 足場架設の設置
  • 高圧洗浄→乾燥
  • ケレン作業
  • 養生
  • 下塗り→乾燥
  • 中塗り→乾燥
  • 上塗り→乾燥
  • 縁切り
  • 点検と塗装の手直し
  • 片付け(足場架設の撤去など)


すべての工程は一日では終わらないため、屋根塗装は最低でも10日前後かかります
高圧洗浄やケレン作業などを省くと、塗料の密着性が弱まり「塗装してもすぐ剥げる」といった状態を作ります。
また、屋根塗装は天候に左右される作業で、雨と塗料が混ざるとしっかり固まらずキレイに仕上がりません。
一般的に、雨が降ると作業は中断しますが、業者の中には利益だけを求めて天候にかかわらず塗装するケースもあります。
塗装業者へ依頼する際は、雨の日の作業状況や中断した場合の追加料金の発生など、しっかり確認しておきましょう。

 

まとめ|屋根塗装は信頼できる業者へ相談しよう

屋根塗装の目安は10年に1度ですが、劣化サインを見かけたらすぐ対処しましょう。
選ぶ塗料によって次の塗り替え時期や機能性、費用が違います。
屋根材がダメージを受けている上に塗装しても無意味なので、塗装する際は実績と技術力に優れた業者へ相談すると安心です。

 

→クレヨンの屋根塗装についてはこちら

 

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