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コーキングを種類別に使いこなす | 成分による特徴と適性2023.09.29

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ホームセンターで手軽に購入できるためDIY施工にもよく用いられるコーキング剤ですが、実は多くの種類があります。

シリコン系、アクリル系などそれぞれ成分が異なるため、場所や用途に応じた適切な使い分けが賢明です。

ここでは、コーキングの種類と成分を踏まえた適切な使い方について解説します。
DIY施工のコーキング選びに迷わないようわかりやすく、そしてプロも納得できる内容です。

ぜひご覧ください。

コーキングを種類別に使いこなす | 成分による特徴と適性

水回り・屋根・外壁で使い分けたいコーキングの種類

コーキングの役割が水漏れ防止や隙間充填ならば、用途・場所によって使い分けたいものです。

1.水回り
2.外壁
3.屋根

上記3つの場所それぞれに適したコーキングを商品例を挙げて紹介します。

水回りに適したコーキング

シリコン系のコーキングには防カビ性があるため、浴室や洗面所などの水回りでの使用に適しています。

以下、商品例と特徴、参考価格です。

商品名

参考価格

特徴

セメダイン 8070プロ

726円~

耐久性に優れている

シャーピーシリコンS

889円~

硬化後の収縮がほとんどない

色の種類も豊富で、白・グレー・ブラウン・アルミ色などから選べます。

外壁に適したコーキング

外壁のコーキングにはノンブリードタイプのコーキングが適しています。
ノンブリードとはシワを発生させたり、べたつきで汚れを生じさせたりなどのブリード汚染を起こしにくいコーキング剤です。
以下のような、変性シリコン系のコーキング剤が該当します。

商品名

参考価格

特徴

セメダインPOSシールマルチ

982円~

耐水性に劣るが塗装ができる


耐候性が高く、接着性に優れたコーキング剤です。

屋根に適したコーキング

屋根は形状や素材によって異なるので、施工の難易度は高くなりがちです。

ここでは日本の代表的な屋根材である瓦屋根に適したコーキングを紹介します。

商品名

参考価格

特徴

セメダイン瓦用シリコンシーラント

800円~

ズレ止めやひび割れ補修も可


瓦屋根は、地震や台風の多い日本の気候風土に合わせて作られた屋根材です。
優れた接着性と防水性が求められるため、シリコン系のコーキングが適しています。

成分別コーキングの種類と特徴

コーキングは成分別に概ね以下の4種類に分けられます。

1.シリコン系コーキング
2.変性シリコン系コーキング
3.ウレタン系コーキング
4.アクリル系コーキング

それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説します。

シリコン系コーキングの特徴とメリット・デメリット

シリコン系コーキングの原料はシリコン樹脂です。
耐久性と防水性が高く、固まっても収縮しない特徴があります。
以下はシリコン系コーキングの基本情報とメリット・デメリットです。

耐用年数

約10年

用途

  • ガラスの取り付け
  • 浴槽・流し台などの水回り

メリット

  • 耐水性・耐久性に優れている
  • 費用が安い
  • 密着性が高い(プライマー不要)
  • 乾燥が早い

デメリット

  • 周辺を汚す場合がある
  • 上から塗装できない
  • 汚れが付着しやすい


安価で入手しやすく、最も普及しているコーキングです。

変性シリコン系コーキングの特徴とメリット・デメリット

変性シリコン系コーキングはポリエーテル樹脂が原料です。
常温で大気中の水分と反応して弾力性を持ちつつ硬化します。
以下は、変性シリコン系コーキングの基本情報とメリット・デメリットです。

耐用年数

約10年

用途

  • 建築用シーリング
  • 床用接着剤
  • タイル目地や金属目地
  • 異種接着剤
  • ひび割れ補修

メリット

  • 用途が幅広い
  • 環境に優しい
  • 上塗り可能
  • 接着力が強い
  • 清掃除去が容易

デメリット

  • シリコン系より高価
  • プライマーが必要
  • 耐水性にやや劣る


耐水性は決して弱くはありませんが、常時水に濡れる場所には不向きです。

ウレタン系コーキングの特徴とメリット・デメリット

ウレタン系コーキングは、その名の通りウレタンが原料です。
硬化後はゴムのような弾力性を持ち、高い耐久性を発揮します。
以下、基本情報とメリット・デメリットです。

耐用年数

5~10年

用途

  • ひび割れ補修
  • 外壁の目地
  • 窓・サッシ周囲
  • 木材

メリット

  • 上塗りが可能
  • 安価
  • 周囲への汚染が少ない
  • 密着性が高い

デメリット

  • 紫外線に弱い
  • アルコールと反応すると硬化不良になる


ウレタン系コーキングは密着性と耐久性が高い反面、紫外線に弱いため外部で使用する際は塗装が必要になります。

アクリル系コーキングの特徴とメリット・デメリット

アクリルを原料とするアクリル系コーキングは、水性のため扱いやすく作業性に優れています。
以下、アクリル系コーキングの基本情報とメリット・デメリットです。

耐用年数

約5年

用途

  • 外壁の目地
  • ひび割れ補修
  • クロスや内装の貼替え
  • 床と壁の隙間埋め
  • ALC版の目地
  • 柱・壁の亀裂補修

メリット

  • 上塗り可能
  • 湿った場所でも施工可能
  • カラーバリエーションが豊富
  • 水性なので施工が安全

デメリット

  • 耐久性が低い
  • メンテナンス費用がかかる


穴埋め用パテやジョイントコークと呼ばれるコーキング剤はアクリル系に属します。

コーキング施工はDIYも可だがプロに任せた方が賢明

コーキング剤はホームセンターで手軽に購入できるため、補修や隙間埋めくらいならDIY施工するのも悪くありません。
しかしながら、種類が豊富でそれぞれに用途が異なるのでしっかりとした知識が必要です。

情報収集し、道具を揃えさえすればDIYでもそれなりの施工はできるでしょう。

ただし施工後の仕上がり具合を見れば、プロとDIY施工との差は歴然です。
雨漏り補修などの肝要な部分の施工や仕上がりの美しさを求めるなら、プロに依頼するのが賢明といえます。

まとめ

簡単そうに見えて難しく、そして種類も豊富なコーキング、成分別にシリコン系・変性シリコン系・ウレタン系・アクリル系に分けられます。
それぞれに得意とする場所があり、適した場所で使えば高い効果を発揮します。

たとえ素人のDIY施工でも、知識を蓄えておけばそれなりの施工は可能です。
ただし、プロとの差は歴然です。

コーキングの種類、DIY施工かプロに依頼するか、どちらも適材適所の判断が大切です。

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