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ルーフィングとは? 8つのグレードと施工時のチェックポイント2023.09.15

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ルーフィングとは屋根材の下地に用いられる防水シートです。
見えない部分のため軽視されがちですが、雨漏りの原因のほとんどがルーフィングの劣化や施工不良によるといわれるほど、重要な役割を担います。

ルーフィングとは何かを知り、施工時に業者へ意見できるような厳しいチェックが必要です。

ここでは、ルーフィングの種類と基本情報、施工時のチェックポイントについて深く解説します。
この記事を読めば、施工後のトラブルを回避できます。

ルーフィングとは? 8つのグレードと施工時のチェックポイント

ルーフィングとは屋根材などの下に敷く防水シート

ルーフィングとは、屋根材の下に設置する防水シートです。
下葺き材とも呼ばれ、一般的な住宅の屋根には必ず設置されています。
壁面に用いられることも少なくありません。

台風や大雨の際に屋根材・壁材の中へ雨水が侵入したとしても、下地にルーフィングがあれば雨水を弾いてくれます。
近年では、屋根材とルーフィングを組み合わせての設計が住宅建築の基本です。

ルーフィングが必要な理由とは

ルーフィングの役割は、屋根材が防げなかった水の建物内部への侵入をくい止めることです。

どれだけ耐水性の高い屋根材を用いても、雨漏りは完璧に防げません。
屋根材としての耐用年数も気にかかるところです。

雨漏りを防ぐために、二重三重に対策を練るのは当然です。
建設業界では、屋根材による防水を一次防水、ルーフィング施工を二次防水と呼び、最大限の雨漏り対策をしています。

8種類のルーフィングを表で比較|ベストなルーフィングとは

ルーフィングには以下のような8種類のグレードがあります。

ルーフィングの種類

価格相場(1㎡単価)

耐用年数

特徴

アスファルトルーフィング

300円〜

約10年

安価で一般的

改質アスファルトルーフィング

450円〜

約20年

アスファルトの耐久性を改善

粘着式ルーフィング

    800円〜

約20年

密着性が高い

高分子系ルーフィング

      650円〜

約20年

軽い

透湿ルーフィング

      1,000円〜

約50年 ※

湿気を逃す

遮熱ルーフィング

750円〜

30年相当

遮熱効果がある

不織布ルーフィング

500円〜

約30年

破れにくい

高耐久不織布ルーフィング

2.200円〜

約50年

最高級ルーフィング


※透湿ルーフィングの施工時に通気工法を用いた場合の耐用年数です。

一般住宅に用いられやすいのは、アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングです。
コスト的には1.5倍ですが、耐用年数は2倍に延びています。
どちらを選ぶかと迫られたら、耐用年数の長い改質アスファルトルーフィングを選んだ方が賢明です。

ルーフィングを軽視したために起きた失敗事例とは

築3年の建売物件での雨漏り事例があります。
屋根材にも外壁にも異常が見られなかったため屋根材を剥がして調べると、庇と壁との取り合い部分でのルーフィングの施工不良が発覚しました。

メーカー保証による補修工事は1ヵ月にも及んだそうです。

また、建築中の塔屋付きの家が、屋根のルーフィング施工後、一日の雨で塔屋の真下が雨漏りした事例もあります。
営業マンは雨漏りと認めませんでしたが、調査の結果はタッカーの隙間からの雨漏りでした。

いずれも職人の技術不足、ルーフィング施工を軽視した事例です。

ルーフィング施工時のチェックポイントとは

見えないために軽視されがちなルーフィングによるですが、その重要性は失敗事例からも明らかです。
トラブルを防ぐためにも、下記4つのチェックを怠らないようにしましょう。

1.グレード
2.スケジュール
3.ルーフィングの破損
4.施工方法

それぞれについて解説します。

グレード

見積り時に必ず、ルーフィングのグレードと価格を確認しましょう。

ルーフィングはグレードによって、耐用年数が数倍も異なります。
コストとのバランスも重要ですが、最低でも屋根材より耐用年数の長いルーフィングが用いられているかのチェックは欠かせません。

特に分譲物件やローコストの注文住宅は、最もグレードの低いアスファルトルーフィングを使用しているケースが少なくありません。

適切なルーフィングが適切な価格で用いられているか、必ずチェックしましょう。

スケジュール

施工スケジュールに無理がないかチェックしましょう。

ルーフィングだけでも防水効果はありますが、台風や暴風雨の場合には隙間から雨漏りする可能性があります。
また、ルーフィング施工途中の雨で、野地板や柱が雨ざらしになるケースもあります。

雨が続く、ゲリラ豪雨が心配だからと、施工を急ぐような業者は要チェックです。
むしろ、雨による影響を見極めてから施工するような業者が信頼できます。

ルーフィングの破損

施工中にルーフィングの破損を見かけたら、すぐに現場責任者に連絡し、施工を中止してもらいましょう。

あとで確認しようと軽い気持ちでいると、屋根材が設置されルーフィングが見えなくなってしまいます。
また、破れたルーフィングは商品価値ゼロで使い物になりません。

雨漏りの原因の多くはルーフィングの施工不良です。

ルーフィングの破れ、施工中の違和感など、気づいた時点ですみやかに現場監督に連絡しましょう。

施工方法

グレードの高いルーフィングを使用しても、正しく施工されなければ意味はありません。ルーフィングの重ね幅や立ち上がり処理など、基本に則った施工がされているかチェックする必要があります。

可能なら施工日に状況を確認するか、施工状況を写真撮影してもらいましょう。

まとめ

ルーフィングとは屋根の下地に用いられる防水シートであり、雨漏りを防ぐ重要な役割を担います。

種類によって耐久性が異なり、施工には高い技術を要するため業者選びは重要です。
経験豊富な業者であることはもちろん、見積り時にルーフィングの重要性を説明してくれる業者を選びましょう。

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